女性から見た大黒柱妻・専業主夫のメリット・デメリット

「彼氏の稼ぎが悪いから結婚は難しいかな…」

「婚活してるけど自分より稼ぎが良くて気の合う人と出会えない!」

という皆さん、ご安心ください。

女性自身が大黒柱として稼いで男性に専業主夫をしてもらうという方法があります。

現在私は専業主夫と結婚していますがとても快適で幸せです。

この記事では実際に専業主夫を夫に持つ大黒柱妻が日々感じている専業主夫・大黒柱妻の夫婦のメリットとデメリットをご紹介します。

目次

メリット

男性、女性のコミュニケーションの得意不得意が専業主夫・大黒柱妻に合う

女性は昔から子育てをして集落で集団で暮らすという特性上、周りの人たちと共感を伴うコミュニケーションを大事にしてきました。

一方、男性は狩りをする上でコミュニケーションは必要最低限、簡潔に明確に伝わるように発信するという特性を持つ方が多い。

なので、男性はそもそも雑談や目的のない会話が得意ではない人が多数います。

現在の日本で一般的である「男性が外で稼いできて女性が家で家事育児をする家庭」の場合、女性は色々話すのが好きなのに専業主婦という家庭で一人孤独な闘いをし、一方会話するというコミュニケーションが不得意な男性は外でお客様と話をしたりと外で話す機会が多い。

つまりこういうことです。

・専業主婦:話す事が好きだが、家で孤独に家事。旦那が帰宅してから旦那に話したかった欲求をぶつける。
・外で働く男性:コミュニケーションを取ったり話すのが得意ではないが仕事でたくさん人と話す必要がある。さらに家に帰れば奥さんがワーッと話をしてくる。

結果、

・女性:家で一人で家事してるのでしゃべらない&旦那さんとしゃべりたいのに会話が盛り上がらなくて不満。
・男性:仕事&家でしゃべらないといけなくなり、しんどい。

一方、大黒柱妻と専業主夫のように男女逆転すると

・専業主夫:話すのが得意ではなので家で孤独に家事しても特にストレス溜まらない。話したくなったら家に帰ってきた奥さんにワーッと話をする。
・外で働く女性:話すのが好きで仕事でたくさん人と話すのでストレス溜まらない。帰宅したら旦那さんがワーッと話してくる。

結果、

・男性:家で一人で家事してるのでしゃべらない&奥さんとしゃべりたくて色々話せるのがうれしい。
・女性:仕事&家でしゃべるけど、しゃべるの好きだし、まぁいいか★。

という構図になります。

我が家でも家に帰ってきた私に対して夫が今日の出来事やテレビやネットで仕入れた情報をいろいろ嬉しそうに話してくれます。

女性が仕事で疲れて帰ってきた男性に対して今日の出来事についていろいろ話をしようとすると男性が嫌そうな顔をしたり、話半分に「うんうん」と聞いていて「ちょっと、私の話聞いてるの!?」とイライラしたということはありませんか?

それは外で働いてきている男性が昼日中に会話をたくさんしなければいけないので帰宅後は疲れていて会話をしたくなくなっているためです

コミュニケーションを取るのが得意と言われている女性の私でも一日会議が何件も詰まっていたり、講演会などで全力で話さないといけない仕事が入っている時はさすがに疲れていて夫に「ちょっと!俺の聞いてなかったやろ!」と怒られたりもします。反省。しかし、通常は夫が日々の楽しかった話題を嬉しそうに話してくれると私もとても嬉しいです。

このように、男性と女性のコミュニケーションの得意不得意が専業主夫・大黒柱妻のスタイルにぴったり合っていると感じています。

家事は力仕事が多いので男性の方が主夫に適している

改めて感じますが、家事には力仕事が多数あります

逆に外で働く場合、総合職や事務職などのホワイトカラーでは特に力仕事は必要ありません。

結論から言うと、

家事:身体を使う力仕事
会社での仕事:NOT力仕事

ということです。

例えば

家事
・食器洗い:立ち仕事。洗剤で手も赤切れて汚くなるし、ネイルとか剥げそうだし。
・洗濯(種類別に分けて洗剤ぶち込んで干す):外に干したりする作業が力仕事。
・掃除:部屋の中動き回るし、拭き掃除なども力仕事。
・風呂掃除:擦り洗いしないといけないし力仕事だし腰も痛いし。
・食事準備:立ち仕事。手も水に濡れて荒れるし、油跳ねたりで痛いし。
・ゴミ出し:立派な力仕事
・スーパーなどへ買い出し:荷物重たいやん、力仕事。
・子育て:赤ちゃんを抱いたり、子供を背負ったりとおもいっきり力仕事。

一方外での仕事は正直お仕事の内容にもよりますが、私の場合は社長業なので

社長業
・書類の承認:デスクで座りっぱなし。
・メールチェックと返信:デスクで座りっぱなし。
・会議に参加:デスクで座りっぱなし。
・データの確認:デスクで座りっぱなし。
・会社の方向性の検討、決定:デスクで座りっぱなし。
・経営勉強会:デスクで座りっぱなし。
・お客様や取引先との商談:たまに出かけるけど今はweb会議なのでデスクで座りっぱなし。
・お客様や取引先との飲み会:しゃべりながらメシ食う。←オイ

…といった感じで全く動いておりません。

頭と口で仕事してます。

座りっぱなしだからこそ肩凝ったとか腰痛いはあるかもですが、全く力仕事はしていません。

社長業はみんなが「よし!そしたら社長になろう!」と思ってホイホイできる仕事ではないかもしれませんが、女性におすすめの仕事としては私個人的には営業職をおすすめしています。

女性に営業職をおすすめしている理由はこちら↓

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営業職もお客様のところへ歩いていかないといけないということであればそれなりに動きますが、基本的には今はwebで営業もできますし、車で動けば全く苦じゃありません。

私が広告系で営業していた時も力仕事は全くありませんでしたね。

あ、そういえば家事で棚の上の方のものを取ったり、片付けたりも力仕事だし、身長もあるから男性の方が有利ですよね。

私は背が低いので夫との身長差がかなりあります。そうすると私が今まで実質使えてなかった上の方の棚もしっかり実用的に使え、もちろんビンの蓋が開かなくて困るなんてトラブルもなくなります。

一人暮らしの時は電球を変えるのも棚の上に物を入れるのにもステップを持ってきて一苦労だったり、ビンの蓋やお酒の瓶の蓋が開かなくて

「ぴえん!蓋が開かない!!」

などということになっておりました。

ということで、家事は力仕事が多いので男性の方が向いていると感じます。

妊娠時に女性が家事という力仕事をする必要がない

上記と被りますが、妊娠時にも大黒柱妻は力仕事をする必要がありません。

また、つわりがしんどい時に「うう、ごはんの匂いしんどい…」と思いながら料理をする必要もありません。

料理は夫が作ってくれるので「うう、さっぱりした冷たいものが食べたいです…(泣)」というリクエストをするだけです。

また、妊娠中の友人が「大きなおなかでしんどい中でがんばってスーパーに買いに行った牛乳を夫がガブガブ飲むのを見てると本当にむかつく」と言っていました。

牛乳は1本1リットルありますもんね。うちも1回の買い物で牛乳3本ぐらい買っています。そりゃあ妊娠中に重たいもの持って帰るのしんどいですよ。

上記の家事で言うと

家事
・食器洗い:立ち仕事。お腹大きくなるとシンクにお腹当たってしんどい。
・洗濯(種類別に分けて洗剤ぶち込んで干す):外に干したりする作業が力仕事。洗濯機から取り出すのに屈むのつらい。
・掃除:部屋の中動き回るし、拭き掃除なども力仕事。下の方を掃除する時に屈む必要あり。
・風呂掃除:擦り洗いしないといけないし力仕事だし屈むとお腹痛い。床濡れてるし滑って転ぶのも怖い。
・食事準備:立ち仕事。お腹大きくなるとシンクにお腹当たってしんどい。悪阻時に吐きそうになりながら食事の準備するのは地獄
・ゴミ出し:立派な力仕事。重たい嵩張るゴミ持って歩くのしんどい。
・スーパーなどへ買い出し:。重たいお腹で大きな重たい買い物袋持っていくの大変。
・子育て:お腹への衝撃が気になる時に上の赤ちゃんを抱いたり、こどもが「ママー!」と来たりするのが大変。

妊娠中にこの大変な業務をやる必要がなくなるのはとても楽です。

逆に上記のことをしないといけないと思うと大変です。

妊娠時にも大黒柱妻は力仕事をする必要がないためとても楽です。

妊娠時に自分の予定だけでスケジュールが組める

夫が専業主夫をしていると基本的には夫に仕事の予定がないため、妻の都合だけでスケジュールを決めることができます。

妊娠してわかったのですが、「旦那様も説明を聞いてください」「ちょっと病院まで送ってほしいな」「あ、お腹痛い!生まれるかも!病院連れてって!」など、夫の予定を調整したり夫に急に動いてほしい時が多々あります。

外で夫が働いているとなると医師の先生の診断時「この日はどうですか?」と聞かれて自分と先生の都合を合わせるだけではなく、夫の都合も合わせなくてはいけなくなります。

外で夫が働いているとすぐに電話に出てくれなかったりと連絡がつかないことも多く、すぐに病院の予約を入れることができません。

夫が外で会社員として働いている場合には夫の会社へも有給取得のお伺いを立てる必要もあります。

病院へ送ってほしい時にも「この日は会議が入ってて…」「大事な商談があるんだよー」など、やはり社会的には「奥さんの送迎のために急遽仕事を休む」ということが正直認められにくい状態です。

本人の体調不良なら仕方ないと思われますが、配偶者の体調不良で休むはやはり気が引けるものです。実際に私がそう。

そんな中、うちは夫が専業主夫で特に何も確定予定が入っていないため、夫のスケジュール調節をする必要がありません。

あ、スケジュール調整の必要がないとはいえ、本人には念のために確認取りますよ。

予定を決めてしまってから「〇〇日、予定入れてもいい?」と聞きます。実際は決めてから聞いているので事後確認なのですが。←オイ

何も聞かずに「あ、〇〇日病院予定入れたから!」というと「俺の予定確認せずに勝手に入れないでよ!」となるのでそのあたりの配慮は必要です。

もちろん「うー、今日しんどいから会社まで車で送ってー」というと快く送ってくれます。

むしろ、毎日率先して車で送迎してくれています。

相手の気持ちを理解しやすい

相手の気持ちを理解しやすいとの話ですが、私で言うと家事を主に担当している主婦・専業主婦の友人がいるため、専業主夫をしている夫の気持ちを理解しやすいというメリットがあります。

よく奥様同士やママ友同士で話をする機会があり、家事育児の大変さや夫が家事を手伝わないなどの意見交換や愚痴を話すると思います。

逆に言うと専業主婦をしていると外で働いている側の意見を聞く機会はほとんどありません。

私は家事を主に担当している主婦・専業主婦の友人がおり、家事の大変さや旦那さんにどう行動してもらえればうれしいのか、どういう声かけをしてもらえると嬉しいのかという話をダイレクトに聞くことができます。

一方、夫の方も友人は外で主に働いている人が多いので大黒柱としての私の気持ちもわかりますし、むしろ通常であれば自分自身が大黒柱で働くという可能性が高かったところを「専業主夫します!」と自ら志願したため、外で働く大変さをもともと理解しているところがあります。

そのため、夫はできるだけ私に家事をさせないようにとても気を使ってくれています。

ゴミ出しや食事後の食器洗いなども他のご家庭では「旦那の仕事!」となっているところが多いそうですが、うちは「俺がやるからおいておいて!」と私がやろうとしても率先して夫がやろうとしてくれます。

私は私で専業主夫としての家事の大変さを理解しつつ、夫がどうしてもらえると嬉しいかを理解して動くようにしています。

具体的には

・日々の家事についての感謝の言葉を伝える。
・「手伝う」というスタンスではなく、家事も育児も双方の仕事だと認識して積極的に動くようにする。

上記のことを意識しています。

もっと詳しく知りたい方はこちら

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そもそも思いやりなど、相手に「ありがとう」を伝えると相手からも「ありがとう」を返そうという返報性の法則が働きます。

逆に「私の方がしんどい!あなたは楽をしている!」という言葉を投げかけると相手も同じように「俺の方がしんどい!大変だ!お前の仕事は楽だろう!」という気持ちになることは明らかです。

「私の方がしんどい!あなたは楽をしている!」という言葉に対して「そうだな、俺の方が楽をしているな…」と思うことはそうそうありません。
その言葉に関して言い返してこない、返事がない場合はだいたい言っても無駄だから言うことをあきらめている場合がほとんどです。

相手の立場に立って行動や発言をすることが専業主夫、大黒柱妻の場合は比較的容易です。

名字を変更しなくていい可能性がある

選択的夫婦別姓がまだ認められていない現在、一般的に男性側が名字を変えてくれる可能性は低いです

現在の夫は専業主夫なので、私が名字を変えることのデメリットをコンコンと伝えてもやはり夫自身も夫の両親もいい顔しませんでした。

しかし、最終的には折れて夫に名字を変更してもらいました。

男性側が名字を変えるのにはとてもパワーがいるため、女性が働いていて男性が専業主夫になるパターンになるとなんとか押し通せる可能性が出てきます。

▼名字を変更するデメリットはコチラ

浮気されるリスクが少ない

大黒柱妻は浮気されるリスクが圧倒的に少ないです。

稼いでいない、自由にお金が使えない男性はモテない。

現在の日本の社会では稼いでいない無職の男性は圧倒的にモテません。

無職男性に自分のお金を使ってでもデートしたいという女性は稀です。

また、うちでは夫にカードを渡して自由に使っていいよと伝えているのですが、カードを使ったらいつどこで何に使ったかすぐにわかるようにしているのでさすがに浮気にはカードを使えません。

逆に言うとお金の管理を夫に全て任せてしまうと自由な時間に加えて浮気資金が潤沢にあることになるので浮気リスクは跳ね上がります。

大黒柱妻を検討している方には「生活費口座に生活費だけを入れておいて、紐づいている家族カードを夫に渡して自分がチェックできるようにしておく」をおススメします。

▼専業主夫と大黒柱妻とのお金事情についてはコチラ

浮気がバレて離婚したら生活に困るのでリスクは犯しづらい。

専業主夫は離婚した際に元の生活水準に戻すのが大変です。

女性も専業主婦になってキャリアが一旦途切れると同じ給与水準で仕事に復帰することは大変です。

男性は特に無職期間が長ければ長いほど復職には不利です。

私自身が経営者で人を雇用する立場ですが、男性で無職期間が長い人がそもそもあまりいないので複数人面接する中ではよっぽど光るものがないと無職期間が短い方を選びます。

また、専業主夫を一度選んでいるということで「楽したいマインドを持っている」と思ってしまわれがちです。男性は特に専業主婦は楽だという偏見を持っていることが多いので面接官が男性だと余計に不利です。

楽したいマインドを持っている人を採用したくないのでやはり資格を持つなどの向上心が見えるものがないと再就職は厳しいです。

さらに、世の中でほぼ認知されていない専業主夫をしていたとなると「働けなくなった理由が何かあるかも」とも思われます。夫が鬱などで働けなくなったので妻が代わりに働くといった事例が世間ではよく見られるからです。

仕事の面で一度離れたレールに乗ることはほぼ不可能。そこまでの覚悟でリスキーな浮気をする人は稀です。

自由にお金を使える

大黒柱妻は基本的に自由にお金を使えます。

もちろん夫にお金の管理を全部託してしまうと完全に自由に使えるわけではありませんが、自分で稼いできているので負い目を感じ辛いです。堂々を使えちゃう。「お金なくなったら自分ががんばって稼げばいいだけだし☆」というマインドです。

うちでは「生活費口座に生活費だけを入れておいて、紐づいている家族カードを夫に渡す」という方法を採用しているので夫は私が何にどれだけ使っているかを全く知りません。

美容にいくらつぎ込もうが、バッグや服をいくら買おうが誰の許可も必要ないのでストレスフリーです。

逆に夫は家族カードを自由に使っていいルールになっていますが、少額の買い物でも私に買ってもいいかお伺いを立ててから買っています。

先日はマンガを買っていいかを私に確認してきました。

マンガのような少額のものでも自分で稼いでいないと使うのに負い目を感じてしまうようです。

義実家と距離を取れる

残念ながら現在の日本社会では「結婚すると妻は夫の家に入るという認識」の方が多数います。

これが大黒柱妻と専業主夫の夫婦の場合には逆の方向に強く効果が働きます。

「結婚すると妻は夫の家に入るという認識」の家では男性が稼いで妻こどもを養うべきという認識も同時に持ち合わせているため、妻が大黒柱として夫を養っていると「自分の息子を養ってもらっている」という負い目を感じるのか義両親が妻に対してとてもやさしくなります

私事で言うと義兄一家は盆や正月の長期休みには義実家へ長期で泊まりに行くのですが、うちには全く何も言ってきません。

私も正直面倒なので夫に「泊まるのはNG。行ってもいいけど滞在時間2時間ぐらいまでにして」と堂々と要望することができます。

前の経営者の夫の時は義実家がべったりだったのでかなり面倒でした。義実家に「あなたは〇〇家に嫁に来たんだから」と言われた経験もあります。

大黒柱妻と専業主夫のパワーバランスは義実家への影響力にも作用します。

出産時に無痛分娩を使える

出産時に無痛分娩は甘えという男性は少なからずいます。

その際にも大黒柱妻だと堂々と無痛分娩が使えます。

費用面で文句言わせない

無痛分娩は費用が通常出産よりも多く必要なのでしぶる男性が多いと聞きます。

うちの夫も「みんな痛みを伴っているんだから…」「産む時痛い方が愛情が…」「お金もかかるし…」ときっと言ってたと思います。

我が家は元々私がお金を自由に使える状況にしていたので夫に何も相談せずに独断で決めました。

これが逆に専業主婦だったら必ずお伺いと夫の許可が必要になっていたと思われます。

出産後すぐに職場復帰するためにという免罪符

費用面以外にも大黒柱妻にはなるべく早く職場復帰して稼ぐというミッションがあります。

通常出産よりも体力の回復も早い無痛分娩で出産することで家計全体の収入を上げるミッションに貢献できるので夫側の理解が得やすくなります。

見た目の美しさをキープできる

大黒柱妻は出産後の見た目の美しさをキープしやすいです。

胸が垂れない、萎まない

そもそも、すぐに職場復帰する場合は母乳育児ではなく完全ミルク育児をおススメします。

なぜなら母乳育児にすると育児に母親の存在が不可欠になるからです。

夜泣き対応も母乳育児では母親ではないとできないので疲弊します。

母乳絞って冷凍で凍らせておけばいいのでは思われるかもしれませんが、看護師からのアドバイスでは一度母乳育児を始めてしまうと胸が張って痛くなるために日中でも定期的にトイレなどで胸を絞って母乳を出したりしないといけません。

職場のトイレで母乳絞って捨てる時間などないので私は出産後すぐに母乳が出る前に薬で止めました。

母乳育児をしない場合は胸が大きくなることも、吸われて萎んで形が崩れることも、乳首が肥大することもなく、出産後も胸はきれいな形をキープできています。

ネイルできる

大黒柱妻は育児をする必要がないので産後すぐにネイルをすることができます。

ネイルにかかる費用も自分で捻出するので文句を言われることもありません。

美容医療やサプリメントの摂取ができる

美容医療もすぐに開始できます。

母乳育児ではないのでこどもへの母乳からの影響を考える必要がなく、出産後すぐに美容注射や美容点滴が可能です。

母乳への影響を考えなくていいのでサプリメントも好きなものを自由に摂取できます。

お金も時間も自由に使える

大黒柱妻は基本的に自由にお金が使えるので上記でご紹介したネイルも美容医療もエステもまつ毛パーマも洋服も靴もバッグも必要なところに必要なだけ課金できます。

また、育児は夫が行っているため「こどもがいるからずっと髪切りにいけてません」なんてこともありません。

見た目を意識する環境にあるのできれいをキープできる

大黒柱妻は外で働くので人目にさらされる緊張感があり、見た目を自分で意識する機会が必然的に多数あります。

専業主婦であれば日中はメイクなどせずに子供と過ごし、楽なスウェットやパジャマのままで生活してしまいがちです。

家の中で誰に見られなくてもきれいする気持ちをキープできる意識が高い女性は問題ないかもしれませんが、休日はすっぴんで家でパジャマのまま過ごしてしまう方は専業主婦になると急激に劣化します。

同窓会でもキャリア組と専業主婦組では見た目の違いは歴然です。

外で人目にさらされるという美容効果は非常に大きいです。

乳腺炎の心配がない

胸には乳腺という管状の器官があり、ここを通過して乳頭の先まで母乳が運ばれます。

この乳腺に炎症が起きた状態が乳腺炎です。

授乳中の方の2~10%が発症するとされる病気だと言われています。

ひどい乳腺炎の場合は切開手術になることもあります。

そのような怖い乳腺炎も授乳していなければそもそも発生しません。

出産後に夜泣き対応をしなくてすむ

生後1か月までは2~3時間おきにミルクを与える必要があります。

そこからだんだん間隔を空けていきますが生後半年ぐらいでも4~5時間ごとのミルクが必要です。

母乳育児の場合は母親が起きて授乳する必要があるので出産後の「産後は全治1ヶ月の負傷状態と同じ」 という状態で夜中に対応しなければなりません。

大黒柱妻の場合は夫にミルクと夜泣き対応を任せることができます。

ミルクを数時間おきに与えなくてもよくなった生後半年以降でも夜泣きする場合は多々あります。

その場合でも「仕事行かないといけないから夜の対応はよろしく」と任せることができます。

産後すぐに好きなものが食べられる。飲酒もタバコもOK

母乳育児ではない場合、産後すぐに好きなものを思い切り食べられます。

妊娠中は食事でNGなものが多く、ストレスが溜まっていました。

これが出産すればすぐに解禁されるのは素晴らしいですね。

もちろんアルコールもたばこもOKです。

自由に外出できる。旅行もOK

育児を夫に任せるので自分のタイミングで好きに外出できます。

よく聞く「外出してたのにこどもが泣いて夫がヘルプ出してきたから帰らないといけなくなった」ということは起こりません。

旅行もOKです。

私も産後3か月ほどで娘を夫に託して1週間海外出張に出かけました。

こどもを存分に可愛がれる

こどもを存分に可愛がれます。

専業主婦では可愛がれないということはありませんが、常日頃一緒にいてこどもの嫌な面を見る機会が非常に少ないため、純粋にこどもと遊んだり可愛がることができます。

躾でヒステリックに怒ったり、駄々をこねられて育児がいやになることも基本的にありません。

そこまで育児に関与しないので。

世の主婦がよく言う「夫は都合良い時しか子供を可愛がらない」ということが大黒柱妻では可能です。

正直、ちょっと嫌になったら夫に育児を託して逃げることができます。

産後鬱になりにくい

上記のように育児で疲弊しないので産後鬱になりようがありません。

こどもがただの可愛い対象でいられます。

キャリアを維持できる

大黒柱妻は専業主夫と結婚することでキャリアを維持することが可能です。

妊娠出産でトラブルがなければ入院する期間も少なく、在宅ワークができる環境であれば入院中でも仕事することは可能です。

私の例ではパソコンさえあれば仕事ができるため、仕事ができなかった時間は本陣痛でどうしようもない痛みになってからと産後2時間で病室に戻る間のちょうど丸1日ぐらいでした。

お勤めする会社や業務内容にもよりますが、パソコンでリモートワークができる方だと全くブランクなく仕事に復帰できます。

仕事を休みやすい、仕事を断りやすい

上記と矛盾するかもしれませんが、女性は育児するのが当たりという固定観念が日本社会に蔓延しているため休みたい時や嫌な仕事が振られそうなときには「こどもに時間を取りたくて…」という言い訳が通用しやすいです。

男性が「こどもに時間を取りたくて…」という理由で仕事を休んだり大きな仕事を断るのは難しいですが、これが女性だと違和感なく通じます。

私は経営者なので自分の仕事を飛ばしたり休んだりということに誰の許可も必要ありませんが、業界団体や経営社会の役員や行事担当者の役割を子育てを理由に堂々と断ることができました。

これが男性だとおなじようにはいかなかったと思います。

デメリット

収入が安定しない可能性がある

女性ではどうしても働けない期間があります。そう、妊娠出産時です。

育休は取らなくても問題ありませんが、産休はどうしても避けて通れません。

現在の法律では産休育休時は満額支給ではありませんので、産休を取っている期間はどうしても収入が減ります。

私は妊娠出産時に大きなトラブルがなく、パソコンさえあれば仕事ができる環境だったので陣痛から出産後の2時間ぐらいの丸1日休むだけで済みましたが、切迫流産などの危険がある方は入院が長引いたりすると世帯収入に大きなダメージがあります。

専業主夫のイメージの悪さ

専業主夫はやはり周りからの印象、イメージが悪いです

ドラマや漫画などでは専業主夫という存在はありますが、現実問題ではまだまだレアなため、専業主夫=無職=ヒモと思っている方がほとんどです。

そのため、結婚報告の際に

「おめでとう!相手は何されている方?」

とほぼ100%職業を聞かれて

「お仕事はやめていて専業主夫で家事してもらうんです」

と答えると「えっ??」となります。

知人に丁寧に説明すると納得してもらえる(ように見える)ことも多いのですが、家族親族からはほぼ反対されます。

夫側の両親にもいい顔されなかったですね。

うちの場合は経営している会社の社員からも「え?旦那さん無職ですか?その人大丈夫ですか?」と心配されました。

日本ではまだ古い価値観が蔓延っており、悪いイメージを持たれます。

男性が働き、女性が家事育児をする前提の社会

日本では男性が働き、女性が家事育児をする前提の社会なので、役所や病院、その他いろいろなところで女性が家事育児をする前提の会話になります。

例えば「お父さんは家事育児を手伝ってくれますか?」などです。

役所関係など諸々の時にも専業主夫という前提があまりないのか、「うちは私が働いていて夫が専業主夫なんです」と細かめに説明が必要だったりと面倒なことがあります。

また、産後ケア施設は乳児と女性のみの受け入れです。

生まれたばかりの乳児の育児に疲れた男性の受け入れ施設は聞いたことがありません。

男性も出産という大仕事はしていませんが、生まれたばかりで数時間置きに泣く乳児の世話をしていると心が病む可能性もあります。

しかし、男性が家事育児を一手に担うという認識が日本の社会にないので育児疲れの男性のケアをする機関や施設がありません。

まとめ

女性自身が大黒柱として稼いで男性に専業主夫をしてもらうという方法ではメリットデメリットともにありますが、家事育児を男性がしてくれるということや独身時代とライフスタイルを大きく変えなくてもいい、お金と時間が自由であるというのはとても重要なことだと感じています。

もしご自身が稼げるようであれば専業主夫と結婚するということも視野に入れると結婚相手の対象範囲が広がって結婚への可能性が広がります。

婚活している女性で「相手の年収重要!」と思っておられる方のイメージが変われば嬉しいです。

▼年収高めのハイスぺ男性と結婚するリスクや大変さはコチラからご確認ください。

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