今回はクリフム出生前診断クリニックの初期胎児ドック、中期胎児ドックを受けた私が後期胎児ドックを受けなかった理由をお伝えしたいと思います。
クリフム出生前診断クリニックで後期胎児ドックを受けようかどうしようか迷っている方の助けになればうれしいです。
クリフム出生前診断クリニックとは
クリフム出生前診断クリニックは胎児医学の専門医療機関です。
最先端の超音波機器などを導入し、周産期医学、出生前診断、胎児超音波学、胎児神経医学を専門とされているぷぅ院長を筆頭に遺伝カウンセリング学の知識が深いドクター、先天代謝異常を中心とした遺伝病学の第一人者など優秀な先生方が在籍している胎児のプロが集まる専門クリニックです。
日本全国から真剣に胎児ドックしたい方が集まるため、予約が取りにくく待ち時間も長く、金額も他の胎児ドックの病院と比較するとびっくりするぐらいお高いですがその分の安心感が違います。
クリフム出生前診断クリニック後期胎児ドックで検査すること
妊娠29-30週の後期胎児ドックでわかることは以下の事柄です。
・ダウン症・18トリソミー・13トリソミーなどの染色体異常（←初期胎児ドックでわかる）
・左右の脳、脳梁、脳室系、脳室周囲の状態や小脳の状態
・大脳皮質の形成状態（しわの状態で発育を確認）
・心臓（4つの部屋、弁の動き、心臓から出て行く大動脈や肺動脈、心臓に入る静脈などの状態）
・目の水晶体、鼻骨・上顎・下顎の骨の発育、上唇や鼻の穴の形成状態
・背骨、手足の指の骨、へその緒の血管数
わかる内容は中期胎児ドックとほぼ同じです。
中期胎児ドックと比べて一番異なるのは脳のしわ形成を見て脳の発育状態がわかるということです。
また、追加情報としては中期胎児ドックした時期よりも胎児も大きくなっているので中期胎児ドックではまだわからなかったことが見えてくる可能性がある、またダブルチェックを行うためにさらなる安心感が得られるということです。
後期胎児ドックでかかる費用
・基本検査：41,800円
※中期胎児ドック受診済みの後期胎児ドック基本料金は22,000円
・精密検査料：5,500～44,000円
※基本検査後、必要に応じて基本料金に加算
・結果カウンセリング：3,850～22,000円
・初回受付手数料：3,080円
・診療情報提供書：8,800円
過去の2回の経験から初回受付手数料と診療情報提供書（文書料）はかかってくると思われます。
ということで、後期胎児ドックでかかる費用は
安くて63,030円
高くて119,680円
と予想されます。
後期胎児ドックを受けなかった理由
クリフム出生前診断クリニックの初期胎児ドック、中期胎児ドックを受けた私が後期胎児ドックを受けなかった理由ですが、主に２つあります。
異常がわかったところで対処の仕様がない
人工妊娠中絶手術が受けられるのは妊娠22週未満（21週６日）までです。
この妊娠29-30週で受診する後期胎児ドックでは既に人工妊娠中絶手術可能期間を過ぎており、この後期胎児ドックで異常が見つかったとしても人工妊娠中絶手術はできないということです。
後期胎児ドックで異常が見つかった場合は生まれた後にどうしようかという心構えができること、またはその異常に対応できる病院を探しておくことぐらいでしょうか。
受診にかかる費用・時間と内容が見合わない
上記の通り、この後期胎児ドックで異常が見つかったとしても人工妊娠中絶手術はできず、心構えができること、異常に対応できる病院を探す時間が通常よりも長く取れることというメリットと比較すると高額な金額、受診にかかる時間が見合わないなと感じました。
ちなみに受診にかかる時間は初期、中期の胎児ドックでどちらも5時間半かかっているので、後期胎児ドックも5時間半ぐらいかかるのではと思っております。
クリフムの後期胎児ドックの所要時間を検索してみましたが、ブログなどの口コミが発見できず、実際の時間は不明でした。
もちろん初期胎児ドック、中期胎児ドックで何らかの異常があり、さらに詳しく知っておきたい、症状が悪化しているかもしれないと心配している方にとっては後期胎児ドックは価値があると思います。
あくまでも私の場合は自分の中でのメリットとデメリットを比較するとメリットが少ないので後期胎児ドックを受診しませんでした。
しかし、初期胎児ドック、中期胎児ドックは受診して良かったと心から思っていますので、クリフムのぷぅ先生や他の先生方、看護師さん方には大変感謝しています。
本当にありがとうございます。
初期胎児ドック、中期胎児ドックを受けたレポはこちらからぜひご確認くださいませ。
コメント